貸金業取扱主任者が語るキャッシングのノウハウ

キャッシングのノウハウや返済術からトレンド情報までお教えします。

キャッシングで返済を延滞・滞納してしまったら


今キャッシングを利用している人が、支払い日をいつに設定しているかご存知ですか?
複数借入れをしている場合は、いつが返済日だったか分からなくなるんじゃないでしょうか。
延滞してしまった時にどのような事態になるのか、こちらにまとめてご紹介します。


キャッシングの返済を延滞した場合、遅延損害金が発生する

返済が1日でも遅れてしまった場合、遅延損害金が発生し、支払わなくてはいけません。
遅延利率は20%となっているところがほとんどです。
期日までに支払っていれば利息だけの支払いでよかったプラスその損害金を支払わないといけなくなります。


<条件>
・借入額:30万円
・延滞利率:20.0%
■1日遅れた場合
30万円×0.20÷365日×1日=163円
■30日遅れた場合
30万円×0.20÷365日×30日=4,930円
■90日遅れた場合
30万円×0.20÷365日×90日=14,794円


1日だけなら、163円で済むと思っていても、それが3ヶ月も続くと1万5千円ほどかかってしまうことになります。
しかも、元本は減りませんから、大きな損失ですよね。



キャッシングの返済を延滞した場合、信用が下がる

信用情報には、借り入れた金額や会社以外にも、支払いが延滞になってしまった事実が載ってしまうことになります。
次に他の会社から借入れようとする場合、この延滞の事実が審査に大きく影響してしまうことになります。
過去に支払いが滞納した場合、次に融資をしようとする会社も同じリスクを伴うかもしれないという意識が働きますので、審査を落とされてしまうことが可能性としてあります。
延滞してから3か月間一度も返済をしないと、信用機関に遅延情報が登録されてブラックリスト入りしますので、注意が必要です。
キャッシングの返済を延滞した場合、キャッシング会社や保証会社から通知が来る。


キャッシング利用を家族や会社の人にバレないようにしたいでお話したように、折角同居している家族に折角内緒で開設した場合でも、このように延滞があって通知が届くとバレてしまいます。
しかも電話などの応対が出来ないでいると督促状が届いてしまう。つまり返済ができてないことがバレてしまうという最悪の事態になるわけです。


キャッシングの返済を延滞した場合、追加の利用ができなくなる


まだ利用限度額の上限に達していない場合なら、まだ利用できるつもりで過ごしている人も多いと思いますが、この延滞・遅延が発生した場合は、今利用中のカードも停止してしまいます。
つまり、延滞した分を支払うために、同じキャッシング会社から追加でお金を借りるということはできないことになります。
問い合わせ窓口に相談する


返済できない場合には、やむを得ない事態もあると思います。
そのような場合は、支払いが難しいと判断できた段階で、利用会社に相談するでもいいと思います。
その時でも一部返済するなど意思表示を見せることで、担当者の裁量で返済日の延長など、ある程度柔軟に対応してもらえることがあるようです。
利息分だけ支払うことで、遅延損害金が発生しなかったりすることもあるようなので、その辺りも窓口への確認をお勧めします。
ただ、何度も繰り返し通用するわけではないので、しっかりと以降の返済計画を立てることが重要になってきます。
他社借入も検討してみる。


キャッシング 2社目から借りるときの注意点でも紹介しているように、今の会社で追加枠の設定ができなかったとしても、今一時的にしのぐ手段で、もう一社から借りることは可能だというケースが多いです。
返済分だけの金額なら、1万円〜2万円で十分当月分の返済はできると思います。
いずれにしても、今のキャッシングで延滞になっているとそれも難しくなるので、注意が必要です。